「宅建に一発合格した人は、どのくらいすごいの?」
「独学でも一度の受験で合格できる?」
「一発合格する人は、どんな勉強をしている?」
このように気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、宅建に一発合格する人は十分すごいといえます。
ただし、特別に頭がよい人だけが合格できる試験ではありません。試験日から逆算して学習計画を立て、必要な勉強を継続できれば、初受験でも合格は目指せます。
私自身は宅建試験を5回受験しましたが、最初の4回はほとんど勉強せずに受験していました。本気で取り組んだ5回目は約450時間勉強し、模試45点・本試験39点で合格しています。
この記事では、宅建に一発合格する人がすごいといえる理由と、独学で一発合格を目指すための勉強法を、私の失敗経験も交えて解説します。
この記事でわかること
- 宅建に一発合格する人がすごいといえる理由
- 初受験者だけの合格率は公表されているのか
- 一発合格する人に共通する勉強の進め方
- 独学で一発合格を目指す具体的な手順
✔この記事の信頼性

本記事を書いている私は、宅建試験を5回受験し、約450時間勉強した年に模試45点・本試験39点で合格しました。
最初の4回は十分な勉強をしないまま受験し、5回目で初めて試験日から逆算して本気で取り組みました。
不動産仲介とマンション管理に25年間携わり、現在は宅建士・マンション管理士・FP2級などの資格を保有しています。
本記事では、一発合格できなかった私だからこそ分かる「合格する年と落ちる年の違い」を、実体験に基づいて解説します。
結論|宅建に一発合格する人は十分すごい

宅建に一発合格する人は、十分すごいといえます。
令和7年度の宅建試験は、受験者245,462人に対して合格者45,821人、合格率は18.7%でした。受験者の約5人に4人が不合格になっている計算です。(出典:不動産適正取引推進機構の試験実施概況)
ただし、この18.7%には初受験者だけでなく、複数回受験した人や不動産業界で働く人も含まれています。
その中で、初めての受験で学習範囲を把握し、合格点まで到達するには、知識だけでなく計画性と継続力も必要です。
したがって、一発合格は「天才にしかできないこと」ではありませんが、努力を継続した結果として、十分に評価できることだと私は考えます。
では、どうしたら一発合格できるのか……
それは戦略を立てて計画的に学習すれば、誰でも最短で合格ラインに届きます。
宅建試験は合格率が低く「難しい資格」と思われがちです。
しかし、一発合格を目指す価値は大きいです。
私は5回挑戦しましたが、振り返ると“本気で勉強した1回”が合格につながる大きなきっかけでしたし、もっと早くやっておけばよかったと今でも無駄な4年間を後悔しています。
本記事では、一発合格をおすすめする理由、効果的な勉強法、そして合格後に得られるメリットについて初心者の方にもわかりやすく紹介します。
宅建の一発合格率は公表されていない
宅建試験全体の合格率は公表されていますが、初受験者だけを対象にした一発合格率は、公式には公表されていません。
そのため、「一発合格できるのは○%」「通常は2回目で合格する」と断定することはできません。
ただし、全体の合格率が例年15~18%前後で推移していることからも、初受験で合格点に到達するのが簡単ではないことは分かります。
一方で、出題範囲と合格までの手順が比較的明確なため、初受験でも計画的に勉強すれば十分に合格を目指せます。
宅建試験を独学で合格した方の割合は?
宅建を独学で合格した方の割合はどのくらいあるのでしょうか?
実は予備校の受験者数の公式データが無いので具体的な数字は示せませんが、テキストの種類から推測すると受験者の半数以上の方が独学で臨んでいるのではないかと思います。
宅建に一発合格する人がすごいといえる3つの理由

宅建試験の合格率は15%〜18%と狭き門で大体9人に1人か2人しか合格できない難関資格です。合格率を見るだけだと、どうしても
- 難しそう
- 1回で合格するのは無理そう
- 自分には無理
と考えてしまいがちです。
私自身は宅建試験を5回受験して、そのうち本気で取り組んだのは1回でした。
結局のところ、4回は勉強せずに受験し1回の勉強で合格できたので、一発合格も可能だと言い切れます。
では、なぜ一発合格を狙った方が良いのかを説明します。
受験者の約8割が不合格になる
令和7年度の合格率は18.7%で、受験者の81.3%は不合格でした。
宅建試験は相対評価に近い試験であり、毎年決められた合格点を超える必要があります。初めての受験で合格点に到達することは、簡単ではありません。
広い試験範囲を一度で理解する必要がある
宅建試験では、民法、宅建業法、法令上の制限、税・その他など、性質の異なる分野から出題されます。
初受験者は法律用語を覚えるだけでなく、50問を120分で解く時間配分にも慣れなければなりません。
学習範囲を把握し、本試験形式に対応できる状態まで一度で仕上げる点に、一発合格の難しさがあります。
勉強を数か月継続する必要があるって次に進める
宅建は、試験直前に数日勉強するだけで合格できる試験ではありません。
私の場合は、朝1時間・夜2時間を基本に約4か月継続し、合計約450時間勉強しました。
仕事や家庭と両立しながら学習時間を確保し、試験日まで継続できること自体が、一発合格者の強みです。
なぜ宅建の一発合格は難しいのか?

宅建試験はなぜ一発合格することが難しいのでしょうか。
その原因は試験範囲の広さや低めの合格率と、約300時間程度と少なくない勉強時間も難しく考えられる理由です。
特に初心者の方にとっては、とてつもなく長い時間に感じるのではないでしょうか。
難しいと感じる理由について解説していきます。
宅建士の合格率は15%〜18%と狭き門である
直近の令和5年度試験では申込者数 289,096 人に対し合格者数 40,025人で合格率 17.2%でした。

合格率を平均すると15%前後と合格率は低く、難関資格であるのがわかります。
合格率を見る限り、一発合格は難しそうだな、と思う方が多くいるのも納得です。
宅建の合格率は低く感じる思いますが、実際はそうではありません。
合格率に隠された実際の合格率について解説してる記事がありますので参考にされてみてください。
宅建の合格率が低い理由はなぜか?|合格率に隠れた“勘違いと現実”
宅建試験は法律や税金など、覚える範囲がとても広い

宅建試験は民法、法令上の制限、宅建業法、税金、統計等、それぞれの法律の知識を問われる問題が多く、科目によっては覚える範囲が広くなっています。
受験対策用テキストは、どれも分厚く(辞書のような)覚える範囲が広いのも難しく感じさせています。
宅建試験は勉強時間は人によって必要な量が違う

よくSNSや他のブログで、「独学150時間で合格できた!」、「100時間で最短合格!」などの記事を見かけますが、安易に飛びついてはいけません。
でも、飛びつきたくなりますよね⋯
ただ、私が肌で感じた事は勉強時間には個人差があるという事です。
私の同僚で某国立大学出身の方がいて、その方は「2週間テキストだけ読んで受かることができた」と言ってましたし、一方で「毎年勉強はしているけど⋯⋯何回受けても受からない」方もいます。
勉強時間はどのくらいかかる?
答えは人それぞれなのです。
その方が150時間で受かったとしても、私の様に450時間かかった人もいます。
では時間には個人差があるという検証のため、勉強時間を測る簡易的なテストをします。
一冊読み終えて、読んだ内容がどのくらい理解できたか、箇条書きでメモしてみてください。
・全ての項目を理解できていましたか?
・それとも断片的にしか理解できてませんでしたか?
全ての項目を理解できていた方は100時間もあれば合格できるでしょう。
断片的にしか理解できていない方は一般的な300時間から500時間が必要かと思います。
おそらく前者の方はどんな勉強でも難なく受かってしまうでしょう。
ただ一般の方は後者が多いと思います。
結論、勉強時間の違いあるのは、その差なのです。
人間はつい楽な道に進みがちですが、資格試験においては学習ツール等を使用し効率の良い勉強はできますが、
裏技は存在しないという事……
なので勉強時間に振り回されず、時間は目安として捉える様にして、あまり気にしない様にしましょう。
結局のところ、宅建試験は短時間で楽に受かる資格では無いのです。
時間は後からついてきます。
宅建に一発合格するための勉強法【独学者向け】

では一発合格するための勉強方法ってどうしたら良いの?
ここまで読み進めていくと、そんな悩みが聞こえてきます。
宅建士に合格した私が実践した勉強方法をご紹介します。
勉強手順については別の記事でも紹介していますので参考にされてみてください。

やり方は独学でも予備校受講でもシンプル。
勉強方法の前にテキスト・過去問選びについて、特に宅建初学者の方は、専門用語や受験範囲を掴むところから始める必要があるため、予備校受講やカラー刷りの解りやすいテキスト等を準備しましょう。
個人的に解りやすかったのが、以下のテキストでした。
一問一答は同シリーズが基本
宅建を一発合格するための勉強法
1.戦略を練る | 時間割を行う(設計)
いざ勉強開始!と言っても何から手をつけたら良いのか?
わかりにくいですよね。
しかしこの戦略こそが勉強の肝。最も大事な部分です。
山登りに例えると地図を持たずに入山する事と同じです。
最初に戦略を練っておかないと多くの無駄な時間を過ごすことになります。
資格試験では、勉強初期の「演習期」と試験1,2ヶ月前の時期「直前期」で勉強の方法が違ってきます。
それぞれの期に応じた学習戦略を説明していきます。
手順は以下の3ステップ!
<演習期>アウトプット中心学習
演習期はアウトプット学習に集中すべきです。
なぜならテキストを読んだだけだと頭に入っていかないからです。
ではどうやって知識として定着させるべきか。
まずは本試験で問われている問題数をこなすことで知識を定着することができます。
そのためには次の3ステップから始めてください。
1日にかけられる時間割を行う
平日は2時間、休みの日は4時間など1日にかけられる時間を割り出します。
(例)平日:朝1時間 夜 1時間 休日:朝1時間 昼1時間 夜2時間
<直前期〜試験1ヶ月前>
インプット中心学習へ
試験1ヶ月前の直前期には、これまで実施していたアウトプット作業からインプット作業に切り替えましょう。
おそらく、ここまで一問一答をこなしていくと、自分の弱点を把握できている状態になっていると思いますのでインプットすべき項目も絞れてきます。
ではその方法について解説していきます。
宅建を一発合格するための勉強法
2.テキストを項目毎に読む→読んだ項目の一問一答を行う(3周)

いざ勉強開始!
勉強手順はシンプル。
読む→解く→読む→解く の繰り返しあるのみ。
① まずはテキストを1テーマづつ軽く流す程度に読みます。
② その後、記憶が新しいうちに、同テーマの一問一答を解きます。
ここでは、読んだ内容を直ぐ問題を解くことにより、知らない内容が少なくストレスなく進めていけます。
③ 肢が正解不正解でもテキストに戻り項目を確認(ここ大事)
④ ①〜③を繰り返し行う。
この流れを全テーマ反復継続して行っていきます。
一問一答は最低でも3周は回していきましょう。理想は5周です。
とある平日の勉強例
※ここでの「リンク」とは、一問一答とテキストを行き来しますのでページ付けを意味します。
1日目(朝)2テーマ
- テーマ1の民法 テキスト時効を読む →時効分野の一問一答を解く→テキスト時効ページのリンク+読む
- テーマ2の民法 テキスト抵当権を読む →抵当権分野の一問一答を解く→テキスト 抵当権リンク+読む
(夜)2テーマ+朝の復習(テーマ1,2)
- テーマ3の民法 保証を読む →保証分野の一問一答を解く→テキスト 保証リンク+読む
- テーマ4の民法 不法行為を読む →不法行為分野の一問一答を解く→テキスト 不法行為リンク+読む
2日目(朝)前日の復習4テーマ
前日朝2テーマ、夜2テーマを復習
(テーマ1.2.3.4)
(夜)2テーマ
- テーマ5の民法 テキスト弁済を読む→弁済の一問一答を解く→テキスト弁済・相殺リンク+読む
3日目(朝)前日の夜2テーマ(テーマ4.5)を復習
(夜)2テーマ
- テーマ6の民法 テキスト代理を読む→代理の一問一答を解く→テキスト代理リンク+読む
- テーマ7の民法 テキスト連帯債務を読む →連帯債務の一問一答を解く→テキスト連帯債務リンク+読む
宅建を一発合格するための勉強法
3.50問通しで行う | 5年分を2周
一問一答を3周くらい終えた後は、50問通しで解いていきます。
※分野別過去問という書籍も販売されていますが、既に一問一答で多くの肢に触れてきているので、不要です。
本番試験と同じ50問が並んでいる過去問か公式サイトでダウンロードしてみてください。
ただし、公式サイトでは答えの番号だけしか入っていないので、オススメはしていません。
ここでは、一問一答の様に、一肢づつ解答を見るのではなく、50問(おそらく統計除くと48,9問)解く事に集中します。
50問解く時間が何分かかったのか、記録しましょう。
最初はギリギリの解答時間になってしまうかもしれませんが、気にすることはありません。
2回、3回と繰り返していくうちにスピードは上がってくるはずです。
上記2,で説明した時間配分だと時間が足りないかもしれませんので、朝は問題を解く、夜は解説とテキストで復習でも良いです。
練習段階なので、詰まった問題は無理に答えなくても大丈夫ですが、必ず解説を読みこむ事を忘れない様にしてください。
何度も繰り返しやりませんので、基本、リンク作業は不要ですが、解説を読んだ後は必ずテキストの該当ページで確認することを忘れないでください。
解説等を含めると、年度別過去問もテキスト、一問一答と同シリーズでの書籍がオススメです。
宅建を一発合格するための勉強法
4.模試・答練/予想問題を受ける
ある程度過去問を実践した後は模試、答練の受講か、予想問題を解いていき本番に向けた学習に切り替えていきます。
模試、予想問題の目的は本試験で出る問題を当てるのではなく、本番のシミュレーションをすることが最大の目的です。
予備校の出版物も「昨年の予想問題で◯◯問当たりました!」なんて言ってますが、宅建試験は過去問の焼き直しが多いので、いくつかは当たるは想像がつきますし、その謳い文句だけで選ぶのは危険です。
ただ、巻末の法改正やチェックシートは試験当日にも確認でき、有益なものもありますので是非活用してみてください。
別の記事で模試、答練の活用方法について説明していますので参考にされてみてください。

宅建を一発合格するための勉強法
5.直前対策を行う
直前対策はテキスト形式の物を購入するのも悪くないですが、やはりプロの講義を受けるべきだと思います。
特に独学で進めてきた方にとっては予備校の講師の説明を聞いて
- この分野はそんなに力をいれなくてもいいんだ。
- この問題ってこういう風に肢切りすればいいんだ。
など、腑に落ちる事が多々あると思います。
専門の講師の説明を聞き、知識の総整理を行うのは合格への近道です。
なので直前対策講座は比較的通常講座の受講料より安価に設定されてますので、時間をお金で買う感覚になりますが受講されることをオススメします。
こちらの記事で直前対策講座をまとめていますので参考にされてみてください。

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宅建試験を一発合格するための取り組み方
一発合格を目指すためのメリットや勉強方法について解説してきました。
ただ、勉強を進めていく上で重要なのは「取り組み方」ですので解説していきます。
必ず習慣化してほしい
今日は1日5時間勉強した!でも、次の日は疲れて全く勉強しなかった、なんて日がありませんか?
宅建試験に独学で合格するために大事な事は
毎日コツコツを習慣化することです。
毎日30分、1時間を積み上げていく事が宅建試験を独学で合格するためには必要なのです。
更にこの習慣を身につける事で日々の仕事や生活リズムも整いますので、個人的には良いことづくめです。
よくある質問
宅建は独学でも一発合格できますか?
正しい勉強習慣を身に付けられれば可能です。
ただし、自己管理が出来ない人、あきらめが早い人は独学には向いていません。その時は資格予備校等を検討してみてください。宅建を一発合格するには何時間位勉強すればいい?
一般的には300時間から500時間が目安と言われていますが、総勉強時間なんて気にしない方がいいです。
なぜなら、毎日コツコツ小さな時間を積み重ねていくからです。社会人でも宅建に一発合格できますか?
もちろん可能です。
私も働きながら宅建を受験し合格しています。
社会人で一番大変なのが「時間を確保すること」です。
その時間を確保できた人こそ、宅建試験を突破できる人なのです。
私も朝1時間、夜2時間を約4ヶ月継続し合格を勝ち取ることができました。
まとめ
本記事のポイントは以下のとおりです。
宅建試験は10人に1人か2人が合格する難関試験で勉強時間もそこそこ必要です。
ですが、その気になって勉強を積み重ねれば一発合格も可能な資格でもあります。
正直なところ、私の場合、宅建士試験の合格率や勉強時間などは全く気にせず、受験日にあわせて過去問を解く毎日を送っていましたので、時間は目標値であり後からついてくるものです。
それより、私が一番悩んだのは「勉強の方法がわからない」ことでした。
100時間以上かけて模索した結果、本記事の勉強方法にたどり着き、皆さんもこの記事で説明している通り行えば間違いなく合格レベルまで到達することが可能なことを合格者として証明しています。
大事なのは、思い立ったら即行動。
つまり、「やるか、やらないか」の二択です。
そして、行動したら継続する。
たったの数百時間勉強するだけで、未来は開けます。
あなたも一発合格を狙えます!
できれば一発合格を目指して、良き未来に繋げていきましょう。





